Minolta TC-1の修理
このTC-1というカメラは90年代の高級コンパクトカメラブームの中で発売された機種だ。
お値段は定価148000円。当時はコンタックスT2とかニコンの35Ti,28Tiと悩んだ気がする。金欠の身だったけど、ちょっとした自分のご褒美で1996年の発売から1年たった、1997年頃に新品で購入した。写真部の顧問の先生が、新製品は生産が熟れたころに買うのが良いとかいってたので、価格も落ち着いてきたので、12万円ぐらいで買ったんじゃないかな。これは3年溜めた500円玉貯金で買ったのだ。あの貯金箱って、ギチギチに詰めると12万円以上入るんだよね。このようにとても思いでが詰まっているカメラですが、すでに購入して20年以上が経過していた。今年になってから、写真左下に光が入るようになっているのに気がついた。下の写真参照。
ネットで調べると、この症状で困っている人はずいぶんいるようだった。私なんかは、製造から20年が経過しての発症だから、ずいぶんもった方だな。
とはいえ、ミノルタがコニカと合併し、さらにカメラから撤退して十分な時間が経っているので、修理はできないかなーと思っていたら、ケンコートキナーが修理を引き継いでいた。
今も、修理対応してくれるケンコートキナーには感謝したい。ありがとう。
さっそく電話してみると、症状から遮光板の劣化でないかと言われ、この症状であれば2万円以下とのことであった。
郵送すると、見積もりの結果がすぐ出てきた。
1次見積/後玉枠遮光板の交換のみ ¥15120(送料、税込)
2次見積/後玉枠遮光板、上カバーの交換 ¥21600(送料、税込)
どうも、フラッシュ横に凹みがあったようで、フラッシュには影響しないけどという注意つきで、提案がでてきた。長く使うつもりなので、思い切って交換してもらうことにした。見積もりの電話があったのが、月曜日で返送日の確認が水曜日、到着が木曜日と4日しか経過していない。うーん。早いねー。
実際戻ってきたTC-1を見ると、トップカバーは新品でピカピカ。
元からのボディもキレイだと思っていたが、トップカバーと比較するとくすんでいるのがよく分かった。
これであと20年は使えるかなと思いつつ、夕べは眺めてニヤニヤしていた。
さーて、今度は先日出張で落下したGRを次は修理に出さなきゃだなあ。果たしていくらになるのか?3.5万円以下なら修理、3.5万円以上ならGR2を購入する予定。出費が続くからSPは自分で修理するかなあ。
え?GR3は?どうやら、次は価格も含めて別モンになりそうなので、スルー予定だよ。